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2014年7月28日 月曜日

中野デンタル南口クリニック~歯垢の正体と虫歯のお話~

数年前から『バイオフィルム』という言葉を様々な場面で耳にするようになりました。
身近なところでは、洗濯漕の裏や流しのヌメヌメ、カテーテルのチューブの中に繁殖する細菌の塊のことです。自然界の表面があるものすべてにバイオフィルムは存在しますが、歯の表面にもバイオフィルムがあります。口腔内バイオフィルムとよばれ、これはプラークや歯垢のことです。ということは、歯垢は食べかすではなく、お口の中に棲みついた細菌の塊なのです。

歯垢中のほぼ100%が、細菌と細菌のつくる糖でできています。歯垢の中には様々な菌が存在しますが、なかでもミュータンス菌は虫歯の発症に大きく関わっています。このミュータンス菌は、歯垢中の糖からネバネバとした糊をつくって歯にくっつき、強い酸を産生します。そうすることで歯の表面が溶かされはじめ虫歯になっていくのです。

歯のない赤ちゃんにはミュータンス菌はいません。乳歯が生え始める時期に親から感染します。ミュータンス菌をたくさん持つ親の子どもは虫歯のリスクが高いというわけです。しかし、歯垢とミュータンス菌の量をきちんとコントロールさえできれば、虫歯は予防することができるのです。



投稿者 中野デンタル南口クリニック