スタッフブログ

2014年8月26日 火曜日

中野デンタル南口クリニック~フッ素で虫歯予防のお話~

『虫歯予防』といえば何を連想されますか?
歯磨き、クリーニング、糖分を控えるなど...いろいろなキーワードが浮かびますね。そのひとつに『フッ素』が思いつく方も多いのではないでしょうか。

当院でも、定期メインテナンスの際に、または治療中の方に、乳歯列や生えたての永久歯が混在するお子様にフッ素を利用しています。
フッ素イオンは、虫歯の原因菌が糖を取り込むのを邪魔して、歯に強固にひっつくネバネバの糊や、歯を溶かす酸を作らせないようにします。虫歯菌の働きが抑制されるという訳です。その他、抗菌効果や歯のミネラル成分を再び取り戻す働きをします。さらに、フッ素イオンは歯のエナメル質と反応して、耐酸性の非常に強い結晶をつくります。
このように、フッ素イオンは虫歯の予防や治療に大きな役割を果たしてくれます。フッ素以上に虫歯予防に有効なものはありません。

一方で、フッ素といえば有害性を心配される方がおられるかもしれません。
フッ素は、海水中に含まれる物質で魚や海藻にも含まれていますし、乾燥した茶葉にも多く含まれています。どんなものでもそうですが、摂り過ぎは有害です。ただし、フッ素入りの歯磨き粉やマウスウォッシュ、定期メインテナンスでの使用程度では全く心配ありません。むしろ、虫歯で穴があいたり、金属の詰め物をすることのほうが有害であるといえます。

先述した通り、子どもだけでなく大人にも有効なフッ素。使わない手は無いですね。ホームケアでの取り入れ方、プロケアでの使用法についてもご案内しております。ぜひお尋ね下さい。

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2014年8月13日 水曜日

中野デンタル南口クリニック~虫歯のリスク検査のお話~

虫歯治療は、個々の虫歯になりやすい弱点(リスク)を知り、コントロールすることにつきます。虫歯は少しずつ時間をかけて進行していく慢性疾患です。原因やリスクを把握することで、虫歯の進行を抑制し、新たに虫歯をつくらないように予防もできます。リスク検査では以下の内容をチェックし、個々にあったメニューをご案内します。

≪唾液検査≫
唾液の量と質を検査します。唾液には糖分を洗い流す作用やつくられた酸を中和する作用、再石灰化を促す 作用があります。量や質(唾液の働き具合)が低下していると唾液の恩恵が受けられず、歯ブラシをしていても虫歯を作りやすくなってしまいます。
検査方法は、味のない硬いガムを一定時間噛んでもらいます。噛みながら出てくる唾液の量を測定します。同時に唾液の粘稠度もみます。唾液が少ないと糸を引くようにベトベトとした感じになります。質の検査は唾液中の重炭酸の濃度を主に測定します。

≪唾液中の虫歯菌の量≫
唾液中のミュータンス菌の量を調べます。ミュータンス菌はブラッシングで一時的に減らすことはできますが、すぐに復活してしまいます。この菌が多かった場合、口腔内細菌のバランスを変える治療が必要です。
検査方法は、検査用のスティックを舐めて、薬品と一緒に付着した細菌を培養することで調べられます。


虫歯も歯周病も目には見えない『細菌』が相手です。細菌検査を行うことで見えない相手により的確なアプローチが可能です。知っていながら治療や予防するのと、知らずにやるのでは治療の結果も予後も変わってきます。
この機会に細菌検査してみませんか?

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2014年8月 4日 月曜日

中野デンタル南口クリニック~脱灰と再石灰化のお話~

歯の成分であるミネラルは、歯垢中の細菌が生み出す酸によって奪われますが(=脱灰)、唾液によって口内が中和されると再びミネラルを取り戻して石灰化をおこします(=再石灰化)。お口の中では、この脱灰と再石灰化を繰り返していますが、飲食回数が多かったり、糖分の入った飲料や飴などを一日通して何度も摂取したり、お酒の席が毎晩のようにあったりすると、このバランスが崩れて再石灰化が追い付かず脱灰が進み、虫歯が進行しやすくなります。

以下の点に当てはまる方は要注意です。虫歯治療が必要な場合は、この点を改善しなければ治療しても虫歯を繰り返すおそれがあります。

・一日、数回にわけて食事をしなければいけない。
・職業上、味見をすることがよくある。
・糖分補給のために飴などを頻繁に食べる。
・スポーツドリンク、缶コーヒー、ジュース(乳酸飲料や果汁100%も含む)を一日に数回飲む。
・お酒をよく飲みに行く、食事やお酒を飲む時間が長い、そのまま歯磨きせずに寝てしまうことがしばしばある。
・唾液の量が少ない。口渇感がある。鼻炎等で口呼吸になりがち。

甘いものは食べないから大丈夫!と思っている方はいませんか?虫歯の原因は砂糖だけではありません。また摂取量ではなく、頻度が多いことが問題です。
虫歯ができやすい方、治療してもまた虫歯ができてしまう方は、生活習慣、食習慣もぜひチェックしてみましょう。本当の虫歯治療・予防とは、削って詰めることだけでなく、原因やリスクを除去していくことにあります。

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